会津北嶺高等学校

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校長の昔話。身だしなみカード

 12、3年前ある研修会に参加したとき、大阪の短大付属・女子校の校長先生の講話がありました。その先生は、着任後、生徒の身だしなみが全くできていないと感じ、「見だしなみカード」というものを考えたそうです。私は、これは良いとTTP(徹底的にぱくる・笑)、会津北嶺で実施しました。
以前までは、先生が生徒さんに、「この服装は駄目だから直して来るように」と注意をし、理解するまで指導を繰り返すというものでした。
先生方は「身だしなみカード」ができたら、「スカート短いから付けるね、校長先生の指示だから、付けないと私がしかられるからごめんね。」
ということで、校長の人気は地に落ち、アンケートでは校長の悪口がトップを占めました。
当時はケツパンというのが流行していて、ある高校の研修会に参加していたら、県の主幹のかたがいるのに、黒いパンツにおしりまで下がったズボンをはいている生徒さんがぞろぞろいて驚きました。北嶺でも腰パンは見かけましたが、解消しました。
15点になるとご両親同伴で校長と面談となり、30点で進路変更になること、徹底したおかげで、丸二年で身だしなみはOkとなりました。今度は授業態度でした、当時は昔の先生も勤務していたので、授業中の居眠り、教科書も出さない生徒がいました、私が見回りしないとすぐに寝てしまい先生が注意しない方だとクラスがだらけてしまいました。そこで先生方の意見で授業態度指導カードができ、身だしなみカードと同様に15点たまるとご両親呼び出し、30点で進路変更となります。
今では「身だしなみ・授業態度カード」が校長の机に上がることはほとんどありません。
現在は、先生方がローテーションで授業を巡回しています。

カテゴリー: 校長の一言