会津北嶺高等学校

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会津北嶺高校 日本泳法部が参加

要約 会津藩⼠は波を⽴てずに泳いだ 向井流泳法を受け継ぐ
4団体が 講習会
古式泳法の⼀つで会津藩で学ばれていた
「向井流」の実技講習会が、福島県郡⼭市に
ある郡⼭しんきん開成⼭プールで
9⽉28⽇にあった。
会津向井流⽔法会 会津若松市
向井流⽔法会 北海道⼩樽市

東京にある
向井流⼭敷会と向井流⽔法研修会世⽥⾕の計
4団体が初めて福島県内に集まった。

向井流はもともと伊勢
現在の 三重県で⽣まれ、徳川家の旗本である向井家が継承して
きた泳法だという。幕末に江⼾湾警備のため
に派遣された会津藩⼠が知ったことで、藩校
の⽇新館内の⽔練場や猪苗代湖で学ばれるよ
うになった。
⼩樽には、会津藩が戊⾠戦争で敗れた後、
移り住んだ旧藩⼠が伝えた。1991年に 市が 無形⽂化財に指定している。⼀⽅、幕末に会津藩⼠が現在の千葉県にある佐倉藩の⽔術師範となり、明治になってその⼦孫が隅⽥川で教え始めたことで東京でも広まった。会津では廃れていたが、発展していた⼩樽の⽔法会に教えを乞う形で1989年、会津の ⽔法
会が設⽴された。初期メンバーの⼀⼈である⽯⼭裕司さん(74)は 会津北嶺⾼校の 理事⻑兼校⻑でもあり、北嶺⾼には⽇本泳法部が設けられている。
向井流は⽇本⽔泳連盟が公認している「⽇本泳法」の⼀つ。敵に⾒つからないように泳ぐ
「敵前泳法」に特徴がある。近代泳法のようなスピードは出ないが、波を⽴てることを極⼒
避け、⽔⾯に出る体の⾯積も⼩さい。体⼒の消耗を少なくする⼯夫だ。

会津藩⼠は波を⽴てずに泳いだ 向井流泳法を受け継ぐ
4団体が 講習会には、会津北嶺の⽣徒も含め約
40⼈が 参加した。クロール
「抜⼿(ぬきで)」や、体をやや横に傾けて進む「肩指(かたさし)」、⽔⾯に静かに浮かぶ
「浮⾝(うきみ)」などの基本技。さらに、台に乗せた⾷べ物や、⽚⼿に持った⼑剣を落と
さずに⽴ち泳ぎで運ぶ「配膳游(およぎ)」「太⼑渡し」といった応⽤技について約
2時間指導を受けた。
⼩樽から来た⽵原史⼦師範(86)
は「 横泳ぎの 基本を ⾼校⽣に 教えたが、のみ込みがはやく
て感⼼した。これからも会津の⼈たちと⼿を携えて継承していきたい」と話していた。

会津向井流は平成元年から、小樽の向井流の竹原栄宗家直属師範から、当時の会長の玉川会長・金子・石山副会長ら20人程度で会津藩の泳法を学んだ。新聞の竹原史子師範は栄先生のご息女。

会津北嶺の生徒さんが小樽の先生から横泳ぎの足の手ほどきを受けているところ。

渡部先生から声を掛けられている部員

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